・・・・・・・・・・・・・・・・
3年ぶりの当館でのソロコンサート。
大萩さんがお持ちになったギターは、2台。
第1部は、2000年から使用のロベール・ブーシェ1962年製で。
第2部は、話題の若手製作家・君島聡(きみしま・そう)さんのギターで。
馴染みのある曲、初めての曲・・・。
そのどれもが新鮮で、音に深みと美しさがあり、
激しい音、微かなピアニッシモの音、
それらすべてが”生きている音色”であることに改めて感動。
特に、ピアニッシモの音色が限りなく美しいのです。
クラシックギターならではの美しい音色。
若き大萩さんを「音の詩人、響きの画家」と称した音楽評論家の濱田滋郎先生が他界されて、今月21日で丸3年。
当館の銘器展示室入口扉の上には、
在りし日のマヌエル・カーノ氏と濱田先生の写真が飾ってありますけれども、きっと、濱田先生、今日の演奏を聴いてくださっておられるな、と感じました。(濱田先生は、当館の名づけ親なのです)
日本のクラシックギター界のトップギタリストのお一人、大萩康司さんの素敵な演奏で、心豊かになった2時間でした。
遠くは、仙台、愛知からもご来場いただきました。
仙台からのお客様は、電車の大幅遅延で、最後の吉松隆さんのリトマスディスタンス、坂本龍一さんの戦メリ(佐藤弘和編)、アンコールの横尾幸弘作サクラ変奏曲(当館に自筆譜展示中)、本編で弾かなかったポンセのエストレジータ(=エストレリータ)は辛うじてご鑑賞いただくことができました
大萩さま、また次回、お待ちしております♪
ご来場のお客さま、ありがとうございました。
またのご来場お待ちしております。
コンサートボランティアスタッフの皆々さま、お手伝いをありがとうございました。(by Ikeda)